コミックマーケット75にて頒布される、Wild Wisdom Fighersの機関誌・押井学会Vol.9 スカイ・クロラ特集号 『None but Tear』の表紙絵を担当させていただきました。昨年度冬のWWF37に引き続いて、二度目の寄稿となります。
Wild Wisdom Fightersは、押井守研究を軸に10年以上にわたって評論活動を行っている、老舗の評論サークルです。今回は『スカイ・クロラ』特集号ということで、いろいろと濃ゆーい内容となっているみたいですよ?
瀬尾も長年の押井ファンなのですが、白状しますと今回の『スカイ・クロラ』は不覚にも見逃してました。DVDになってからゲットしようと思っていたのですが、発売は来年になってしまうとか……。むむ、残念。
ということで、今回の表紙も未見のまま勘で描いています!
いえ、一応原作を読んで、そのイメージでということなのですが………(汗 果たして映画の雰囲気が出ているのかどうか、ちょっとドキドキものですね。
設えられた非日常=戦場としての空。
記憶を持たないまま、その中を淡々とループしつつ生きる不死の少年。
対称的に、しばられるべき過去を持ち、死を想う女。
テーマ的には面白そうだなと思うんですが(というか押井的にはぴったり?)、映画の方は今ひとつ評判が芳しくないようですね。Web上では「上官が痴女」などという、原作からはちと想像の付かない評もあったりするので、どんな作品になっているのか興味津々です。すごくいろんな意味で。DVD化された暁には、今回の評論本を片手に正座して鑑賞させていただきたいと思います。
WWFのスペース(3日目・西と07b)で頒布される他、うちのスペースでも交換委託させてもらう予定なので、上の表紙が目に止まった方は、是非お手にとって下さいませ。